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腕時計の電池交換は、頼む場所によって数百円で済むこともあれば、8,000円近くかかることもあります。安さを優先するならホームセンターや家電量販店、ブランド時計の防水性能まで含めて安心して任せたいなら専門店というのが大まかな分かれ道です。トキウル編集部で4つの依頼先の値段と特徴を比較したので、時計のタイプに合った依頼先選びの参考にしてください。
ホームセンター・家電量販店で電池交換する場合の値段と特徴
もっとも手軽で安いのが、家電量販店やホームセンターの時計コーナーです。ヨドバシカメラは一般的な時計で1,020円から、舶来品・国産高級品は2,200円という料金を公表しています。ビックカメラも国内メーカーは1,030円から、海外メーカーは1,630円からと、どちらも近い価格帯です。作業時間は混雑具合にもよりますが20分〜1時間程度で、当日中に受け取れる店が大半です。
ホームセンターの場合は、店舗そのものではなく店内のテナントが電池交換を扱っているケースが多く見られます。カインズの一部店舗には「e-工房」のような合鍵作り・靴修理も手がけるテナントが入っていて、1,000円台から電池交換を受け付けている例があります。ただし全店舗にあるわけではないので、近くの店舗で対応しているかどうかは事前に確認したほうが確実です。
家電量販店・ホームセンターの多くは、防水性能の検査までは行っていません。日常使いのカジュアルウォッチには向いていますが、ダイビングウォッチなど高い防水性能が求められるモデルは、対応可否を先に聞いておくと安心です。
時計店で電池交換する場合の値段と特徴|ザ・クロックハウスの例
時計専門店チェーンの「ザ・クロックハウス」は、電池交換の料金をブランドごとに細かく公表しています。セイコーやシチズン、G-SHOCKなど国産の一般的なブランドは1,650円から、ツェッペリンやフェンディといった舶来カジュアルブランドは2,200円から、オメガやロンジン、タグホイヤーなど高級ブランドになると4,400円からと、ブランドの階層ごとに料金がはっきり分かれているのが特徴です。18金やプラチナケースの場合はさらに高く、7,150円からになります。
家電量販店との違いは、防水検査への対応です。ザ・クロックハウスでは防水検査は別料金・預かり修理という扱いになりますが、ブランドごとの構造を理解したスタッフが作業する分、家電量販店より高価格帯のブランド時計を任せやすい傾向があります。すべてのブランドを扱っているわけではないので、詳細は店舗への確認が必要です。
ブランド専門店に頼む場合の値段と特徴|WATCH COMPANY
ロレックスやオメガなど高級ブランド時計の電池交換なら、修理専門店という選択肢もあります。実名で1社を紹介します。
年間約30,000本の修理実績!時計修理専門店WATCH COMPANY
東京・大阪・名古屋・横浜の4拠点を構え、年間約30,000本という修理実績を持つ専門店です。電池交換は3,300円からで、預かり後に見積もりを提示するスタイルのため、即日の受け渡しには対応していません。納期の目安は約1週間です。分解の過程で動作不良が見つかった場合は、その場でオーバーホールの見積もりに切り替わる案内になっています。1級時計修理技能士が在籍し、部品交換にはメーカー純正パーツを使う方針を掲げているため、高額なブランド時計でも任せやすい体制です。
「電池交換のつもりで持ち込んだら、パッキンも一緒に交換した方がいいと言われた」という相談は少なくありません。防水性能を保つうえでは自然な提案なので、次の章で理由を説明します。
家電量販店や時計店と比べると料金は高めですが、パッキン(防水パッキン)交換や外装の点検までまとめて相談できるのが強みです。ブランド時計を長く使い続けたい人ほど、検討する価値があります。
【比較表】4つの依頼先を値段・所要時間・防水対応で比較
| 依頼先 | 料金の目安 | 所要時間 | 防水対応 |
|---|---|---|---|
| 家電量販店 | 1,000円台〜2,200円程度 | 20分〜1時間(即日) | 基本的になし |
| ホームセンター | 1,000円台〜(店舗による) | 店舗による | 基本的になし |
| 時計店(ザ・クロックハウス等) | 1,650円〜7,150円(ブランド別) | 即日〜預かり | 別料金で対応 |
| ブランド専門店(WATCH COMPANY) | 3,300円〜 | 預かり約1週間 | パッキン交換込みで相談可 |
料金は2026年7月時点の各社公表情報にもとづく目安です。時計のブランド・モデル・構造によって変動するため、依頼前に見積もりで確認してください。
ブランド時計は電池交換だけでなく防水パッキン交換もあわせて必要な理由
電池交換は、裏蓋を開けて古い電池を外し、新しい電池を入れて閉め直すだけの単純な作業に見えますが、実はここに防水性能を左右するポイントがあります。裏蓋と本体の間には防水パッキンというゴム製の部品が挟まっていて、これが水の侵入を防いでいます。パッキンは開閉のたびに圧着し直す消耗品で、2〜3年ほどで弾力が落ちて劣化していきます。
電池交換のたびに裏蓋を開け閉めすること自体が、パッキンに負荷をかけます。交換せずに使い続けると密閉性が落ち、汗や雨、洗い物の水が内部に入り込みやすくなります。
パッキン交換の費用相場は900円前後からで、電池交換と同時に頼むと割引されることもあります。メーカーのカスタマーセンターで交換する場合は、消磁や防水検査までまとめて行われる分、5,000円前後からとやや高くなります。パッキン交換を怠ったまま使い続け、実際に水が入り込んでしまった場合の応急処置と修理の流れは、腕時計が水入りしたときの応急処置と修理費用の目安で詳しくまとめているので、あわせて確認しておくと安心です。
電池交換で済むか、専門店に相談すべきか|判断基準
すべての電池切れを専門店に頼む必要はありませんが、次のようなサインがあれば、電池交換だけで終わらせずに専門店へ相談したほうが結果的に安心です。
- 秒針が2秒刻みで動いている(電池切れ予告機能のサインで、放置すると突然止まる)
- ダイビングや水仕事などで日常的に高い防水性能が必要
- 購入から2〜3年以上、パッキン交換をした記憶がない
- 電池を替えてもすぐ遅れる・止まるなど動作に不安がある
- 将来的に売却や譲渡を考えていて、資産価値を維持したい
1つ目に挙げた「秒針が2秒刻みで動く」現象は、多くのクォーツ時計に搭載されている電池切れ予告機能です。見慣れないと故障と勘違いされがちですが、電池残量が少なくなったサインなので、気づいたら早めに交換したほうがいいでしょう。また、電池交換だけのつもりが分解してみたら他の部品の劣化が見つかり、本格的なオーバーホールが必要になるケースもあります。依頼先ごとの料金や選び方は時計のオーバーホールはどこがいいかで4つの依頼先を比較しているので、本格的なオーバーホールが必要ならこちらも参考にしてください。ロレックスを所有している場合は、電池交換と合わせてオーバーホールの目安時期も意識しておくと、ロレックスのオーバーホール料金で紹介している内容が判断材料になります。修理せずに手放すことも選択肢に入れたい場合は、壊れた時計の買取で電池切れのまま売る場合の考え方もまとめています。
ブランド時計の電池交換、パッキン交換もまとめて相談できる専門店を見てみませんか。
腕時計の電池交換に関するよくある質問
まとめ|値段だけでなく防水対応まで見て依頼先を選ぶ
腕時計の電池交換は、家電量販店やホームセンターなら1,000円台、時計店ならブランドに応じて1,650円〜7,150円、ブランド専門店のWATCH COMPANYなら3,300円からパッキン交換込みで相談ができると、依頼先によって値段も対応範囲も変わります。安さだけで選ぶと防水検査が受けられないこともあるので、時計の使用シーンと防水性能への要求度を先に整理してから依頼先を決めるのがおすすめです。
大切な時計の電池交換は、パッキン交換までまとめて任せられる専門店で見積もりを取ってみてください。
出典:ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ザ・クロックハウス、WATCH COMPANYの公式サイトで確認できる2026年7月時点の価格情報をベースに、トキウル編集部で比較・整理しました。実際の料金は店舗や時計の状態によって変動します。