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ロレックスの買取相場は、結論から言うと2026年7月時点でデイトナ(Ref.126500LN)が480万〜620万円前後、いちばん所有者の多いデイトジャストがサイズと仕様しだいで100万〜220万円前後が目安です。トキウル編集部が大黒屋・なんぼや・クォークの公表買取価格を突き合わせて、モデル別の相場、査定で減額されやすいポイント、売り時の考え方までまとめました。
ロレックス買取相場の全体傾向|2026年は高値圏が続く
最初に全体像から。2026年時点のロレックス買取相場は、過去の水準と比べてもかなり高いところで推移しています。
背景は大きく2つあります。1つは定価改定です。ロレックスは近年ほぼ毎年値上げを続けていて、2026年1月にも定価改定が実施されました。新品の定価が上がると「それなら程度のいい中古を」という人が増えるので、中古相場も引っ張られて上がりやすくなります。もう1つは為替です。円安局面では海外バイヤーにとって日本のロレックスが割安になるため、国内の買取店も在庫確保のために査定額を積み増す、という構図が続いてきました。
ただ、この構図は裏を返せば「円高に振れれば調整もあり得る」ということでもあります。相場の動き方は株価に近い、と捉えておくくらいがちょうどいいと思います。
買取相場は固定の「定価」ではなく、需要と為替で日々動く変動値です。この記事の金額はすべて2026年7月時点の各社公表価格にもとづく目安として読んでください。
【モデル別】ロレックス買取相場の一覧表
ここからが本題です。大手買取店が公表している買取価格をもとに、主要モデルの目安を一覧にしました。
| モデル | 参考型番 | 買取相場の目安(2026年7月時点) |
|---|---|---|
| デイトナ | 126500LN | 480万〜620万円前後 |
| GMTマスターII | 126710BLRO/126710BLNR | 280万〜400万円前後 |
| サブマリーナー | 126610LN・LV/124060 | 190万〜260万円前後 |
| デイトジャスト41 | 126300/126334 | 140万〜220万円前後 |
| デイトジャスト36 | 126200/126234 | 100万〜210万円前後 |
| エクスプローラーI | 224270 | 130万〜160万円前後 |
| デイトジャスト28(レディース) | 279174 | 110万〜135万円前後 |
| オイスターパーペチュアル | 124300/126000 | 90万〜130万円前後 |
同じ型番でも、文字盤カラーで金額はけっこう変わります。わかりやすいのがデイトナ126500LNで、白文字盤は黒文字盤より高く評価されやすく、大黒屋の公表価格では両者に100万円前後の差がついています。GMTマスターIIも、赤青ベゼルの126710BLROが青黒ベゼルの126710BLNRを上回る傾向です。
表の金額は2026年7月時点の目安です。モデル・年式・状態・付属品・為替相場によって大きく変動するため、実際の査定額を保証するものではありません。売却を検討する時点で最新の価格を確認してください。
個人的に注目してほしいのはデイトジャストです。派手さではスポーツモデルに譲るものの、流通量と所有者数はロレックスで最多クラス。「親から譲り受けた」「昔買ったものが眠っている」という持ち込みが一番多いモデルなんですよね。表のデイトジャスト41が140万〜220万円前後と幅広いのは、スムースベゼルの126300とフルーテッドベゼルの126334で評価が分かれるためです。レディースのデイトジャスト28(279174)も110万〜135万円前後と、しっかり値がつきます。
買取価格を左右する要因と減額幅の目安
同じモデル・同じ型番なのに、査定額が数十万円違う。これは珍しい話ではありません。差がつく要因は、①ギャランティカード(保証書)の発行年、②本体の状態、③付属品のそろい方、④売る時期の為替・相場環境、の4つにほぼ集約されます。
- ギャランティカードあり(発行年が新しいほど有利)
- 箱・余りコマ・冊子までそろったフルセット
- 日本ロレックスの正規オーバーホール明細
- 研磨回数が少なく、ケースのエッジが立った状態
- ギャランティカードの紛失
- ブレスの余りコマ不足
- 磨きすぎによるケースの痩せ
- 非正規店での修理歴・社外部品への交換
気になる減額幅ですが、各社の査定基準を見比べると、おおよその目安はこうなります。ギャランティカードなしは査定額の5〜15%程度のマイナスで、現行スポーツモデルなら10万〜30万円規模になることも。ブレスの余りコマはステンレスモデルで1コマあたり1万〜3万円前後、箱の欠品は数千円〜2万円前後と、影響の大きさは「ギャランティ>コマ>箱」の順です。
見落とされがちなのが、日本ロレックス(正規サービス)でのオーバーホール明細です。純正部品だけで維持されてきた証明になるので、明細が残っているならプラス材料として査定時に提示する価値があります。逆に、街の時計店での修理や社外部品への交換は、本人に悪気がなくても減額対象になりやすい部分です。売るか直すかまだ迷っている場合は、ロレックスのオーバーホール料金で正規と専門店の費用感を先に確認しておくと判断しやすくなります。
ロレックスの売り時|定価改定と為替から考える
「もう少し待てばもっと上がるのでは?」と考えたくなりますよね。ただ、売り時の判断材料は突き詰めると2つです。
1つ目は定価改定。改定は近年、年1回以上のペースで続いていて、値上げ後は中古相場も追随しやすい傾向があります。2つ目は為替。円安が続く限り海外需要が相場を支えますが、為替の転換点を正確に当てるのはプロでも困難です。つまり「天井で売る」のは狙ってできることではなく、相場が高値圏にある間に、使っていない個体から手放すのが現実的な判断になります。
もう1つ付け加えると、新作発表のタイミングも影響します。現行モデルが型落ちになると評価が切り替わることがあるため、現行品を売るつもりなら発表シーズンの前に動く選択肢もあります。
「相場が高値圏のうちに動けるか」「その時計を今後1年で使う予定があるか」「2〜3社の見積もりで現在値を把握したか」。この3つに答えられれば、売る・売らないどちらの判断でも後悔しにくくなります。
お手元のロレックスの現在値は、モデル・年式ごとの無料査定で確認できます。
査定前の準備でやっておきたい5つのこと
査定額は準備でも変わります。持ち込む前に、次の5つだけ済ませておくのがおすすめです。
- ギャランティカードの発行年と型番を確認しておく
- 箱・余りコマ・冊子・購入時のレシートをひとまとめにする
- 乾いた柔らかいクロスでホコリと皮脂を軽く拭き取る
- 日本ロレックスのオーバーホール明細・修理記録を探しておく
- 店頭・宅配・出張を組み合わせて2〜3社に査定を申し込む
1つだけ注意点があります。自分で磨くのはやめておいてください。研磨はプロでも慎重になる工程で、市販の研磨剤で磨き傷を作ってしまうと、かえって減額の原因が増えます。やるのは乾拭きまで。
損しやすい売り方|相見積もりなしの即決は避けたい
相場を知っていても、売り方そのもので損をするケースがあります。編集部が特に避けてほしいと考えているのは次の4つです。
- 1社だけの査定でその場で即決する(比較材料も交渉材料もない状態)
- 「今日決めてくれたら上乗せします」の圧力に押されて契約する
- 高額モデルをフリマアプリで個人売買する(真贋・すり替えトラブルの温床)
- 相場を確認しないまま質入れや急ぎの売却をする
とくに出張買取(訪問購入)については、特定商取引法で原則8日間のクーリングオフが認められています。契約後でも期間内なら解除でき、その間は品物の引き渡しを拒むこともできます。強引な買取に遭ったと感じたら、消費生活センター(電話188)に相談してください。自宅にスタッフを呼ばず自分のペースで進めたいなら時計の宅配買取という選択肢もあります。時計買取の基礎知識は買取ガイドの記事一覧からどうぞ。
ロレックス買取のよくある質問
まとめ|相場の幅を知ってから査定に出す
ポイントを3つに絞ります。2026年7月時点の目安として、デイトナ126500LNは480万〜620万円前後、デイトジャストはサイズと仕様により100万〜220万円前後。査定額はギャランティカードの有無と状態で大きく動き、ギャランティなしなら5〜15%程度のマイナスが目安。そして、1社即決を避けて2〜3社の相見積もりを取ること。この3つを押さえておけば、相場から大きく外れた金額で手放す失敗はかなり防げます。ロレックス以外の時計も一緒に手放すか迷っている人は、ブランド時計買取の記事一覧も参考にしてください。
まとめて査定に出すと交渉材料も増えます。まずは無料査定で、お手元の時計の現在値から確認してみてください。
出典:大黒屋・なんぼや・ロレックス専門店クォーク各社が公表する買取価格(2026年7月時点)をもとに、トキウル編集部が目安として構成しています。実際の査定額は個体の状態・付属品・為替により変動します。