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高級時計を買うときや手持ちの時計を売るとき、「どのブランドなら値落ちしにくいのか」が気になる人は少なくありません。リセールバリューの高さはブランド名だけでなく、モデルの人気度や生産数、さらには為替相場まで複数の要因が絡み合って決まります。この記事では、2026年7月に確認できた買取店公表データをもとに、主要ブランドのリセール率の目安と、値落ちしにくい時計・しやすい時計それぞれの特徴を整理します。
リセールバリューとは|「定価に対する買取率」で考える
リセールバリューとは、商品の定価に対して中古市場(買取市場)でどれくらいの価格がつくかを示す指標です。一般的には「リセール率=買取相場÷定価」という計算式で表されます。たとえば定価100万円の時計が中古市場で60万円で買い取られる場合、リセール率は60%です。
この指標が高ければ高いほど「値落ちしにくい」「資産価値が保たれやすい」と評価されます。ただし、リセール率は一定ではなく、モデルの生産状況や定価改定、為替変動などによって日々変動する点に注意が必要です。あくまで「ある時点での目安」として捉えることが大切です。
【調査】主要ブランドのリセール率比較一覧(2026年時点)
2026年7月に確認できた買取店の公表データから、主要ブランド・モデルのリセール率の目安を比較します。ロレックスの一部スポーツモデルは定価を大きく上回る一方、多くの高級ブランドは定価の半値前後で推移する傾向が見て取れます。
| ブランド・モデル | 定価(目安) | 買取相場(目安) | リセール率(目安) |
|---|---|---|---|
| ロレックス デイトナ Ref.126500LN(白文字盤) | 約250万円 | 480万〜500万円前後 | 約190〜210% |
| ロレックス GMTマスターII系 | 約178万円 | 320万円前後 | 約180% |
| グランドセイコー(全般) | — | — | 約60〜70% |
| オメガを含む多くの高級時計ブランド | — | — | 40〜60%程度 |
※おたからや・PIAZO・GINZA RASIN等が公表しているデータを2026年7月25日に確認したものです。モデルの状態、付属品の有無、市場の変動により数値は変わります。
ロレックスのスポーツモデルが群を抜いて高いリセール率を維持していることがわかります。ロレックスの買取相場ではモデルごとの詳細な推移を確認できるため、気になる方はあわせて参照してみてください。一方で、オメガ等の高級ブランドは40〜60%程度の水準に留まっており、オメガの買取相場でも同様の傾向が確認できます。
リセール率が定価超えになる時計の共通点
買取相場が定価を上回る現象は、すべての時計で起こるわけではありません。2026年7月時点のデータで定価超えを記録しているモデルには、いくつかの共通点が見られます。
定価超えしやすい時計の共通点は、生産数が限定的で入手難度が高いこと、そしてスポーツモデルであることの2点が大きな要素となっています。
ロレックスのデイトナやGMTマスターII系は、正規店で定価のまま入手するのが難しく、市場に出回る数が限られるため、中古相場が定価を上回る状態が続いています。2026年版のランキングでは、これらスポーツモデル全般が高リセールを維持しており、オイスターパーペチュアルの一部文字盤(セレブレーション)も上位に入っていることが確認されています。
また、パテック フィリップのノーチラスやアクアノートも、中古相場が定価を大きく上回る代表例として複数の買取店が挙げています。具体倍率は店により差があるものの、入手困難なモデルほど中古市場でプレミアがつきやすい構造は共通しています。
リセールバリューが低くなりやすい時計の特徴
一方で、リセールバリューが定価に対して半値以下になりやすい時計もあります。オメガを含む多くの高級時計ブランドのリセールバリューは、定価の40〜60%程度で推移しており、これが高級時計の平均的な水準とされています。
リセールバリューの高低に影響する要因としてよく挙げられるのが、生産数や入手難度、そしてスポーツモデルかどうかという点です。オメガをはじめとする多くの高級ブランドは、ロレックスのスポーツモデルほどの入手難度ではないこともあり、40〜60%程度の水準にとどまっています。グランドセイコーは定価の約60〜70%で買取される傾向があり、高級ブランドの中では比較的安定した水準を保っているものの、定価を上回るケースは限定的です。
ブランド名だけで判断せず、「そのモデルが市場でどれだけ求められているか」を見極めることが、リセールバリューを理解する上で重要です。
中古時計相場が動く要因|定価改定・為替・モデルチェンジ
リセール率は固定された数字ではなく、外部環境によって変動します。主な要因は次の3つです。
- 定価改定:メーカーの定価改定は、中古相場が変動する要因の一つになります。
- 為替変動:円安時は海外需要が高まり、国内の買取相場が強含む傾向があります。
- モデルチェンジ:新モデルの発表や生産終了は、旧モデルの相場が変動するきっかけになります。
これらの要因が複合的に作用するため、過去に調べたデータがそのまま今も当てはまるとは限りません。売却を検討するタイミングで、あらためて相場を確認する習慣をつけることが、適切な売り時を見極める近道となります。
リセールを落とさない持ち方・売り方
モデル本来のリセールバリューを引き出すには、日頃の保管と売却時の準備も欠かせません。付属品の有無、具体的には箱や保証書(国際保証書・タグ)が揃っているかどうかも、査定額に影響する要因の一つです。
購入時の箱・保証書・余分コマは紛失せず保管しておきましょう。付属品が揃っていることは、査定額に良い影響を与えるポイントの一つです。
また、リセール率は定価改定や為替の動きによっても変動するため、以前調べた相場がそのまま今も当てはまるとは限りません。手放すタイミングを検討する際は、そのときの相場を実際の査定で確認するのが確実です。売却前の準備や交渉のコツについては、時計を高く売るコツでさらに詳しく解説しています。
時計のリセールバリューに関するよくある質問
まとめ|リセールは「ブランド」より「モデル」で見る
時計のリセールバリューは、ブランド名だけで決まるわけではありません。ロレックスのデイトナやGMTマスターII系、パテック フィリップのノーチラス等の一部モデルが定価を上回る一方で、オメガ等の多くの高級ブランドは40〜60%程度の水準で推移しています。リセールの高低を決めるのは「ブランド」よりも「モデルの入手難度と需要」です。
相場は定価改定や為替の影響で変動するため、過去のデータだけで判断せず、売却を検討する段階で実際の査定を受けて「今の率」を確認することが大切です。
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